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時計の各部品名称を手巻き時計を例に説明します。 |
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機械文字板側 |
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機械裏側 |
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閲覧ありがとうございます、当店は長い間時計の修理を行っておりますので古い部品が有ります。
近年部品の入手が大変困難になってきています、特に30年以前の部品などはスイス各メーカーの再編などがあり入手がますます難しくなっております。
当店は以前オメガを扱っておりました輸入メーカーと関係が有り、当時の手巻きや自動巻の部品を多数所有しています。
当時やっとの思いで買った舶来時計で、思い出が沢山詰まった時計を部品がないために手放さないといけない辛い思いをされている方もおられると思いますが、諦めずに一度ご相談ください。
また別作出来る部品は製作して修理をしておりますので、下記を参考にお問い合わせください。 |
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手がけた部品製作の一部を紹介します。 |
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■ 入れホゾ |
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心棒の先端を「ホゾ」と言います。大きな衝撃や磨耗で折れたりします。
交換部品がない場合、心棒に穴を開けホゾを埋め込みます。写真のホゾは0.3ミリです。 |
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■ 天真別作 |
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左の写真は、「テンプ」で、真ん中の写真は、テンプを分解したところです。
テンプは、いわば時計の心臓部です。天真・天輪・振り座・ヒゲゼンマイから構成されています。
テンプは高速回転するため、油切れなどで磨耗したり、また先端のホゾが大変細かいため衝撃があると折れてしまいます。
その場合天真の製作が必要になります。
右の写真・下の天真の下ホゾが折れています。 これと同じ寸法で作ったのが右の写真・上の天真です。
サイズは懐中時計の天真なので、腕時計などよりは少し大きめで長さ約5o、直径1.5o、ホゾの太さは0.1oです。
これを組み立ててテンプにして、天輪の振れや方重りなどの調整をし、時計に組み込んで、精密な調整をします。 |
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■ 巻真別作り |
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巻真は、ゼンマイを捲いたり、針を合わせたりするために必要な部分で、外部からの人の力が最もかかるところ です。その為折れたり、また先端に付いているリュウズから水などによって錆びたりします。 複雑な形状をしており、先端のホゾは地板に入り角部にはツヅミ車が入ります。ネジに近い溝にはオシドリのピンが噛み合います。 このような構造ですので、旋盤で加工した後、ヤスリで角部を仕上げ、リュウズを入れるためネジを切ります。 |
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■ ウラオサエ別作り |
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ウラオサエは巻真をゼンマイ巻きの状態や針回しの状態にするため、位置決めの役目をします。 根元がバネの役目をするので、どうしても負担がかかり折れやすくなります。 リュウズ操作のためだけの部品ですので本体の時計には影響有りませんが、リュウズ操作がしにくくなります。
写真 左は、破損したウラオサエ 右は、寸法どおりに作ったウラオサエです。これを綺麗に仕上げて完成です。 |
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