旧式オメガやロレックス修理(リペア・オーバーホール)の事なら1960年~1970年代の部品が豊富な大阪の岩崎時計店へ

CMWとは?

CMWとは?

Certified Master Watchmaker(サーティファイド マスター ウォッチメーカー)
の略で、米国時計学会公認高級時計師を指す称号です。
1950~1960年の期間に行われていた米国時計学会の試験内容を日本仕様に改良し、以降実施されたのが日本時計師会公認の高級時計師資格のことです。

我が国に於いての最高の内容の試験で、合格までに何度も挑戦しなければ通らないような内容です。試験内容には学科と実技試験が日を置いて実施され、一次試験に合格したものが二次試験を受けることができます。CMW合格者は端的に言うと環境が整えば時計を作るだけの知識と技術を有しているともいえます。

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CMWの歴史

アメリカの制度を手本として、我が国の時計師の技術水準を高め、検定試験を設けるべきとの考えから、元一橋大学の山口隆二先生 (故人) は、米国時計学会 (Horological Institute of America 略してH.I.A )日本支部を設立され、高級時計師(Certified Master Watchmaker 略してC・M・W) 試験を導入されることになりました。

1950年(昭和25年)頃です。我が国におけるH・I・A-C・M・W の草分け時代を経て、アメリカでは1595年米国時計師協会(American Watchmaker Institute 略して A・W・I)へと発展改組されましたが、これを機会に日本支部を我が国独自のものとしたい念願を達成することになりました。

すなわち、1960年日本時計師会(Japan Timing Manipulators Association 略して J・T・M)の発足がそれであり、C・M・Wは、H・I・A・A・W・I のものに改良が加えられて続行されることになりました。また、試験委員長に篠田軍司先生(故人)をお迎えし行うことができました。

試験内容

■ 一次試験

日本時計師会CMW試験受験要項には、春に第一次試験、秋に第二次試験が行われます。
この両方の難関を突破した方々が翌春の認証式で正式にCMWであることが認められます。

受験資格は、労働省時計修理技能検定一級合格者、または同等以上の実力がありと認められるもので、一名以上の先輩CMWおよび本人の居住地もしくは勤務地の所属する当会支部長推薦を受けることとなっています。

【 試験課題 】
・ 1日目 学科(400問) 5時間
・ 2日目 部品製作(てん真、巻真 など) 8時間

【 試験日数 】 : 連続2日間
一次試験はこのような内容で行われ、学科試験は、天文、時計の歴史、金属材料、歯車理論、調速理論、力学等々多岐に亘ります。
学科試験の具体的な試験内容は公表されていません。


■ 二次試験

【 試験課題 】
1. 国産19型21石入り秒規正つき鉄道時計 旋盤によるてん真別作、巻き上げひげ内外端末曲線の成形、どてピン、けん先などを含む脱進器調整。
その他不具合箇所の修理、完全分解掃除。

2. 国産11型21石入り日付カレンダーつき自動巻腕時計
各部不良箇所を修理、完全分解掃除。

【 調整基準 】
前項の修理調整の結果次の基準に合うこと

・ 5姿勢各二日ずつの平均日差 :±10秒以内 ±20秒以内
・ 同上 最大日較差 :±5秒以内 ±10秒以内
・ 同上 最大姿勢差 :±15秒以内 ±30秒以内
・ 復元差 :±5秒以内 ±10秒以内
・ 作業(修理分解掃除などのできばえ):試験官判定

― 以上、日本時計師会所蔵CMWに関する資料より ―


以上のような試験内容ですが、実際はもっと細かく規定があり、部品製作についても、制作する材料の硬さが決められていますので、鋼鉄を自分で焼き入れ焼き戻しをして規定内の堅さを作り、その材料で部品作りをします。

また、てん真を制作し組み込むのですが、てん輪に振れのないようにしないと減点になります。
当然、てん真の仕上げが悪いと動いてくれませんし、精度も出ませんのでかなりの緊張を持って制作にあたります。
その他ここでは挙げられないほどの規定があります。

このような内容の試験をクリアしてやっとCMWの称号が貰えます。

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現在のCMW

CMW試験は、1980年(昭和55年)が最後でこの時点で合格者が丁度800名です。
現在何名の方が現役で活躍されているか、今後調査の必要がありますが、資料が古いため調査に時間を要すると思われます。

また、インターネットの普及によりCMWの認知度が増してきましたが、間違った情報や過大評価されているように思われます。

日本時計師会公認の試験でありスイスの時計協会とは関連性は有りません。
このようにCMWが間違った方向で取り上げられ誤解を招くようになるといけません。
過大評価されてもいけませんし、また過小評価されるようなことがあってもいけないでしょう。
立ち上げ導入当初の話では、「スイスでは生産のための教育で、アメリカは修理のための厳しい教育及び試験なのでこちらを採用した」と聞いた事があります。

今後、CMWが正しい評価を得られるようにして、正確に広く認知されるように活動をする必要があると考えます。

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現在の時計師会の活動

大阪の時計師会は今の時点で休止中です。
近年、インターネットでCMWの情報が行き交っているようですので何らかの方法で再開されるかも分かりません。

当店が暫定的に時計師会本部を引き継いでいた状態でしたが、その役目も終えましたので然るべき処に移動する事になりました。今後はそちらを参考にしてください。

時計師会大阪本部は正式には解散していませんので、今後何らかの活動が行われる事を期待しています。

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岩崎時計店では、オメガの1960年~1970年代の部品を多く保有しその頃の修理を多く手がけております。またロレックスの修理のご依頼も多くいただき丁寧な修理を心がけております。セイコーやシチズンを含む国産のアンティーク時計、舶来ブランド時計や舶来アンティーク時計の修理依頼も多く、多数保有している部品を活用し修理に生かしています。一度ご相談ください。

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